被リンク(外部サイトからのリンク)がSEOの評価要素として重視されるのは広く知られていますが、「何をすれば被リンクが増えるのか分からない」「不自然なリンクを集めてペナルティを受けないか心配」「BtoB企業だと業界の幅が狭く、リンクをもらえそうな相手が思いつかない」という声もよく聞きます。本記事では、被リンクがSEOで重視される理由、BtoB企業でも今すぐ実践できる7つの被リンク獲得方法、獲得後の効果確認の方法を解説します。

この記事でわかること
  • 被リンクがSEOで重視される理由
  • 今すぐ実践できる7つの被リンク獲得方法
  • リンクの質を見極める視点
  • 注意が必要なリンク獲得手法
  • 被リンクの効果を確認する方法

被リンクがSEOで重視される理由

Google(Google Search Central)の「SEO Link Best Practices」では、リンクは新しいページを発見するための手がかりであると同時に、ページの関連性・重要度を判断するシグナルとして使われると説明されています。他サイトから自然にリンクされるコンテンツは、第三者からの評価を得ている証拠として扱われるため、検索エンジンからの評価にもつながります。

今すぐ実践できる7つの被リンク獲得方法

1. 一次情報・独自データを発信する

自社で実施した調査・アンケート・支援実績の統計など、他では手に入らない一次情報は、他サイトから引用・言及されやすくなります。「誰かがすでに書いた内容の言い換え」では引用の対象になりにくく、独自性のあるデータほどリンクされやすい傾向があります。

2. 業界メディア・専門メディアへの寄稿

自社の専門分野に近い業界メディアに寄稿し、著者プロフィールから自社サイトへリンクを設置してもらう方法です。編集部の審査を通る必要があるため即効性はありませんが、権威性の高いサイトからのリンクは評価につながりやすくなります。

3. 導入事例・支援実績を公開する

自社が支援したクライアント企業側が、導入事例として自社の取り組みを紹介し、支援会社(自社)へのリンクを設置してくれるケースがあります。当社では、支援実績ページを充実させることで、クライアント企業側からの紹介リンクを得やすい状態を作るよう意識しています。

4. パートナー企業・取引先との相互紹介

業務提携先や取引のあるパートナー企業のサイトで、サービス紹介ページに自社を掲載してもらう方法です。関連性の高い業種同士であれば、不自然な相互リンクとは見なされにくく、実務上も紹介しやすい形です。

5. プレスリリースを配信する

新サービスのリリースや調査結果の発表など、ニュース性のある情報はプレスリリース配信サービスを通じて発信します。配信先メディアに転載されることで、複数サイトからのリンクにつながる場合があります。当社では、支援先の新サービスリリース時に、プレスリリースと合わせて調査データを添えることで転載されやすくなるよう構成を提案することがあります。

6. 業界団体・商工会議所等への掲載

所属する業界団体や商工会議所、自治体の企業紹介ページなどに情報を掲載してもらう方法です。公的性格の強いサイトからのリンクは信頼性が高く、他の施策に比べて獲得のハードルも低い傾向があります。既に加盟している団体があれば、掲載の有無を確認するところから始められます。

7. ウェビナー・セミナーの共催

他社と共催でウェビナーやセミナーを実施すると、共催先の告知ページから自社へのリンクが設置されます。共催相手の顧客層に自社を知ってもらう機会にもなるため、リンク獲得以外の副次的な効果も見込めます。

7つの方法をすべて同時に始める必要はありません。既に業界団体に加盟している、または取引先との関係が深い企業であれば「業界団体等への掲載」「パートナー企業との相互紹介」から着手するハードルが低く、独自の支援実績や調査データを持つ企業であれば「一次情報の発信」「導入事例の公開」から着手すると成果につながりやすくなります。自社の強みに近い方法から優先的に取り組むことをおすすめします。

良質な被リンクは発信した情報の結果として自然に集まるリンクであるのに対し、リスクのあるリンクは購入や大量一括設置等の操作的なリンクであるという違いを示す比較図

リンクの質を見極める視点

獲得できたリンクがすべて同じ価値を持つわけではありません。次の観点で、質の高いリンクかどうかを確認します。

観点 質の高いリンクの傾向
関連性 自社と近い業界・テーマのサイトからのリンク
掲載箇所 フッターの機械的な羅列より、本文中の文脈に沿った箇所
リンク元サイトの実態 実際にコンテンツが更新されている、実態のあるサイト
rel属性 dofollow(評価が伝わる)かnofollow(伝わらない)か

nofollowリンクは検索評価には直接寄与しないとされていますが、実際の訪問者からのアクセス経路としては引き続き機能するため、獲得できたリンクをすべて無価値と切り捨てる必要はありません。優先順位をつけるとすれば、まずは関連性の高いサイトからの自然な文脈でのリンクを目指すことが基本です。

注意が必要なリンク獲得手法

有料でリンクを購入する、無関係な大量のサイトに一括でリンクを設置してもらう、相互リンクだけを目的としたリンク集に登録する、といった手法は避けます。Googleのガイドラインに反するリンク操作と判断されると、検索順位への悪影響につながるおそれがあります。リンクは「発信した情報の結果として自然に集まるもの」という前提で施策を組み立てることが、長期的には安全です。

被リンク獲得の進め方として、一次情報・実績・調査データを棚卸しし、寄稿記事や事例・リリースの形にコンテンツ化し、メディアやパートナーへ配信・働きかけを行い、GSCのリンクレポートで効果を測定するという4ステップの流れを示すフロー図

被リンクの効果を確認する方法

Google Search Consoleの「リンク」レポートでは、自社サイトにリンクしている外部サイトの一覧を確認できます。新しい被リンクが増えているか、どのページに集中しているかを定期的にチェックすることで、どの施策が効いているかを把握できます。当社では、SEO支援の月次レポートにリンクレポートの変化を含め、施策とリンク獲得の関係を継続的に確認できるようにしています。指名検索での信頼性を高める施策とあわせて取り組みたい場合は「BtoB企業のローカルSEO対策とは|Googleビジネスプロフィール活用法」もあわせてご参照ください。

まとめ

被リンク獲得は、一次情報の発信・業界メディアへの寄稿・導入事例の公開・パートナー連携・プレスリリース・団体掲載・共催セミナーなど、複数の切り口を組み合わせて取り組むことで着実に積み上がります。有料リンクの購入等のリスクのある手法は避け、発信した情報の結果としてリンクが集まる状態を目指すことが、長期的な評価につながります。被リンク獲得の戦略設計に迷う場合は、当社へのご相談もご検討ください。

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よくある質問

Q 被リンクは何本くらいあればSEO効果がありますか?

A

本数だけで評価が決まるわけではありません。関連性の高いサイトからの質の高いリンクが少数ある方が、無関係なサイトからの大量のリンクより評価されやすい傾向があります。

Q 相互リンクは避けるべきですか?

A

関連性の高い業種同士での自然な相互紹介は問題ありません。相互リンクだけを目的としたリンク集への登録や、無関係なサイトとの機械的な相互リンクは避けます。

Q 被リンク獲得の効果はどれくらいで出ますか?

A

施策や獲得したリンクの質によりますが、数ヶ月単位で見る施策です。即効性を求めるより、継続的に発信を続けることを優先します。

Q 被リンクが減っていないか確認する方法はありますか?

A

Google Search Consoleの「リンク」レポートで確認できます。参照元サイトの一覧を定期的にチェックし、想定していない減少がないかを確認します。

Q 被リンク獲得の戦略設計を相談できますか?

A

発信ネタの棚卸しからコンテンツ化・配信先の選定まで、SEO支援の一環としてご相談いただけます。被リンク獲得の戦略設計に迷う場合は、当社へのご相談もご検討ください。